重信 親雄さん(70代)
業種 : 障子・襖張替え
現在の職業を選んだ理由
単身赴任を繰り返し、定年退職を機に岩国の高齢化を知り、各家庭での作業を思い浮かべていた時に、障子や襖の張替え業務に出会い、地域に少しは役に立つかなと思い、作業手順の手解きを受けました。
みなさんにとって働くとは?
働くとは『傍らを楽にする』とも言われますが、自分が働く事で周りの人が喜び笑顔になる姿に気持ちが和みます。障子や襖等の受取の時は初対面の挨拶を交わし、張替え作業を終え、持ち込んだ時に喜びを露わにした感謝の言葉を聞くたびに、選んだ職種に満足しています。高齢や精神的に寂しがりやの人が多く見受けられますので、一言の会話が互いの気持ちを解し、心底から嬉しそうな表情に出会うのは嬉しいものです。何れ私も、同じ様な境遇を迎えますが、気持ちの張りや体力を維持させる為に、この作業をはじめ、趣味を持ちながら明るく過ごし、一日でも長く、地域の方々と交流できるように願っています。